天使の涙に恋をした(仮)

晴side



なんで………



先生が、ここにいるの…?



私が戻るまで、準備室でずっと待ってると思ってたのに。



迎えに来るなんて



期待しちゃうじゃん…。



「晴……。」



そんな風に、名前を呼ばないで。



「心配したんだからな。」



優しくしないで。
私に、構わないでよ。



先生は私を、ただの生徒としか思ってないくせに…。



期待させるようなことばかり、しないで。



「……っ…」



その優しさで、一体どれほどの女の子が先生を好きになったんだろう。



だから、こんな軽い男…嫌いだったのに。



私は今、先生が好きで好きでたまらない…。



恋することが、こんなに苦しいなんて思わなかった。



枯れたはずの涙が、また溢れ出す。



こんな顔見られたくないのに、止まらない。



「どうした!?晴?」



先生が駆け寄ってくる。



私は、ただ泣き続けた。