湊side
--翌日--
そろそろ帰りのHRが終わった頃であろうこの時間。
俺は真っ直ぐに佐藤のクラスに向かっていた。
晴のクラスの前を過ぎ、その隣のクラスの様子を伺う。
ガタッとたくさんの椅子が音を立てた。
どうやらちょうど終わったらしい。
生徒達が帰り出すとすぐに佐藤を探した。
「佐藤!ちょっといいか?」
俺が佐藤に声をかけると残っていた生徒の視線が一気に佐藤に集まる。
「あ…はいっ」
佐藤が駆け寄ってきて俺達は歩き出した。
場所は屋上の方がいいだろうか。
あそこなら人気も少ないから誰かに聞かれる心配もない。
俺達は昇降口に向かう生徒達に逆らって歩く。
もちろん、昨日の話をするためだ。
屋上に着いた。
話を始めようと振り返ると
「止めてください…ああいうの…」
俯いたままそう言った佐藤。
は……?
意味が分からない。
何の事だよ…。
--翌日--
そろそろ帰りのHRが終わった頃であろうこの時間。
俺は真っ直ぐに佐藤のクラスに向かっていた。
晴のクラスの前を過ぎ、その隣のクラスの様子を伺う。
ガタッとたくさんの椅子が音を立てた。
どうやらちょうど終わったらしい。
生徒達が帰り出すとすぐに佐藤を探した。
「佐藤!ちょっといいか?」
俺が佐藤に声をかけると残っていた生徒の視線が一気に佐藤に集まる。
「あ…はいっ」
佐藤が駆け寄ってきて俺達は歩き出した。
場所は屋上の方がいいだろうか。
あそこなら人気も少ないから誰かに聞かれる心配もない。
俺達は昇降口に向かう生徒達に逆らって歩く。
もちろん、昨日の話をするためだ。
屋上に着いた。
話を始めようと振り返ると
「止めてください…ああいうの…」
俯いたままそう言った佐藤。
は……?
意味が分からない。
何の事だよ…。

