隣の席のあいつ



「・・・・・・・・・・まだ怠い?」



告白とキスの余韻が落ち着いた後、小畑が聞いた。

まだ少し頭がボーっとする。

・・・・・熱上がっちゃったかな。



私が頷くと、小畑はちょっと眉を下げる。



「・・・・・・・・・・悪い、こんなときに来て」


「ううん、大丈夫だよ・・・明日は多分行けるから」



小畑は表情を変えず、私を見る。



「・・・・・・・・・もういいから、中入れ」


「あ、うん・・・」



小畑に促されて、私は家に入ろうとする。


・・・もう少し一緒にいたかったな。

でも、小畑が私を気遣ってくれたのが嬉しかった。



ちゃんと治して、明日学校で小畑に逢おう。



隣の席の小畑に逢ったら、何て言おうか。

やっぱり逢うってなると学校でも緊張する。



・・・・・と、小畑に腕をつかまれた。

何か言いたげな目でこっちを見ている。



「・・・どうしたの?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・て・・・」



声が小さくて聞こえない。



「・・・なに?」



顔を覗き込むと、小畑の顔が赤くなった。

小さい声で小畑が呟く。



「・・・・・・・・・・・・・アドレス、教えて」