隣の席のあいつ



気が付くと、いつの間にか寝ていたらしい。

時計を見ると午後3時。


もう追試は終わっている。



私はゆっくり身体を起こす。

朝よりはだいぶ楽になったかな。

熱を測ったら、微熱はあるけど下がっていた。



朝から何も食べてなかったから、少しお腹が空いた。

飲み物も飲みたいな。

少し汗もかいたし、着替えよう。



私はTシャツを着替えると、台所に行って麦茶を一杯飲んだ。

何か軽く食べるもの・・・・・。


冷蔵庫を開けようとしたとき、部屋で携帯の音が聞こえた。




慌てて部屋に戻って携帯を見る。

・・・・・学校から?

欠席の連絡はしたはずなのに。



「もしもし」


『おお、倉沢か?本田だけど』


「先生どうしたんですか?」


『いや、一応伝えておこうと思ってさ』




電話の主は本田先生。

私のクラスは、4月に緊急用に生徒の携帯番号を先生に提出した。

・・・・・電話が来たのは初めてだけど。



「・・・なんですか?」


『小畑がお前のこと心配してたから』


「・・・・・え?」



先生の言葉に、一瞬何も言えなくなった。