隣の席のあいつ



「いやっ・・・・・」


私はびっくりして、小畑から離れる。




・・・・・・今、小畑、私にキスした・・・?

なんで今のタイミングでキスするの?


・・・意味わかんないよ。




「小畑・・・・・なんで、キスしたの?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・意味わかんない・・・なんで?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・わかんない」



小畑は小さい声で、ぼそっとそう言った。



わかんないって何?

何にも言ってくれないで不機嫌になったり、キスしたり。

わかんないのはこっちだよ・・・・・。



「・・・わかんないわかんないってさぁ・・・・・・」



自然と言葉が出てきた。

涙も溢れてくる。


でも、止められない。




「・・・・・・言ってくれなきゃわかんないのに、何で逃げるの?」



私が言うと、小畑は黙ってうつむく。



「・・・・・・・・明日試験頑張って。じゃあね・・・・」



私はそう言い捨てて、家の中に駆け込んだ。