隣の席のあいつ




小畑は、今日説明した単元の基本問題を、何とか解けるようになった。

よかった。

ちゃんと理解してくれたみたい。



それに、小畑は飲み込みが早い。




そこだけは、すごく助かった。

1度説明すれば、大体理解してくれる。



・・・・・・ちゃんと勉強すれば、頭良くなると思うのにな。




完全下校の時間になって、私たちは図書室を出た。


外はもう真っ暗。




私たちは並んで校門を出た。



小畑は、何も話さない。

私も何も話さない。



私は少し緊張していた。


男の子と2人きりで歩くなんて、人生で初めてだった。



どうすればいいかわからない。



何か話しかけてみようか・・・・・。

でも、小畑のことだから、きっと何も答えない。


頷いてても、暗いからわからない。



・・・・・・気まずい。



図書室にいるときとは、違う感じ。

図書室では、気まずさなんて感じなかったのに。



なんで?

同じ2人きりでも、状況が違うとこんなに違うものなの?