あの騒動から、1か月が経った。 そして、あの日から海里はあたしにベッタリだ。 ――もう夏が近づいてるというのに。 「千尋…!」 「うるさい」 「ちーひーろ」 「うるさい」 「ち…、お!」 あーもう…! あたしの生活は、こんな日々の繰り返しだ。