【完】あたしのとなりの不良くん

* * * * *



「ふぅ……」



ここに人がいなくてよかった……。


裏庭は静寂していた。


あたしは海里の腕を、パッと放した。


その途端に、さっきの鼻歌は止まって。


……?


不思議に思ってると、海里が腕じゃなく、手をギュッと握ってきた。



「ふふふん♪」



…また、鼻歌を歌い始めた。


え?
なにこれ…?


パッと、手を放そうとすると。

放させない、とさっきよりもギュッと握ってきた。



「放してよ」


「~ん?ヤダ♪」



はっ?

ヤダじゃないよ!


あんたは、



「幼児かっ!」