「そうなのか…」 「ごめんね…」 帰りになったら驚かせてやろう。 ほんとはあるんだよね。 カップケーキ作ってきたんだよ、って。 そのまま海里は放課後までヘコんでいた。 そこまでヘコむとは思ってもみなかった。 「ちょっと千尋、呼ばれてるから待ってて」 「うん、分かった」 あたしはそう言って、下駄箱で待ってることにした。 海里は鞄を置いて、どこかに走っていった。 「……」 どこ行ったんだろ…。 先生とかに呼び出しされてんのかな…? だが、あたしの考えはあっさり裏切られてしまった。