【完】あたしのとなりの不良くん




次の日、海里はいつも以上に落ち着きがなかった。

授業中、ペンを何回も落とすし、椅子から落ちるし。


そんな海里を心配した、眼差しであたしは見ていた。



「あの、神崎さん」


「はい?」



滅多に男子に声をかけられないあたし。

まあ、それは海里が近くにいるからだろうけど…。



「さっきの授業のノート見せてくれない?」



さっきの時間寝ちゃっててさ、と言いながら目の前の男子は、頭を照れくさそうにかいていた。

他の子に貸して貰えばいいのに。

そう思いながらあたしはノートを手渡した。