ポカーンと無造作に開けた口は、塞がることを知らない。 「何だ…これ…?」 「……あはは…」 そのドキドキは…恋ってものじゃないですかね…? ゴクンと喉が鳴った。 あたしはそれを知って、何をすればいい? ドキドキしている相手は…あたし? …もしかしたら、走って息切れしてるだけなのかも知れないし。 …うん。きっと、そう。 「疲れてるんだよ」 「そっかなー?まあ、いっか」 ふはは、と笑みを見せた海里。 夕日があたしたちを、オレンジ色に染めていた。