あたしの前までくると、手を膝の上に置いて息を整える。 「どうしたの」 「…渡したいモノがあって」 ギュッと握ってるモノをあたしの前に突き出し、握っていた手を開いた。 「これ、やる」 「へ…、それって…」 …手の平にあったのは、砂浜で拾ったピンク色をしたハートの貝殻だった。