【完】あたしのとなりの不良くん




…………
……




「じゃあな!」


「うん。また今度ね」



ブンブンと手を振る海里に、軽く手を振り返した。

家路を歩くあたし。


思い出すのは今日の海のこと。


暑かったな。

少し日焼けしたかも…。


自分の腕を見て、顔を歪めた。

肌色の腕が少しこんがり焼けている。


日焼け止め塗った意味ないじゃん…。



「はぁ……」



溜息を一つしたときに聞こえた声に、あたしは振り向く。



「ちーひーろー!」



……なに。


何かを思い出したかのように、此方に駆けてくる。


手にはビンと……ん?何持ってんの?


大切そうにギュッと何かを握り締めていた。