「ちょっと、手放してください」 何この人…。 気持ち悪い。 「俺と遊ばね?」 うえ、と吐き気がした。 にやにやしているそいつの考えていることは、知りたくもない。 「嫌です。急いでるんで、さようなら」 「そんなこと知らねぇよ」 腕を掴んだまま歩きだした男。 手を振り払いたいけど、かき氷で両手が塞がっているあたしには、なにもできない。