………… …… … 「……ろ」 んー…誰? 「……ひろっ!…千尋!」 へ…?! あたしは、バチっと目を開けた。 「お、おはよう」 「もう、10時過ぎてっぞ?」 ちょ、ちょっと…。 …顔近いんですけど。 あたしと海里の顔の距離は、10センチあるか、無いかぐらい。 「…近いから」 「あ、すまん」 ガシガシ、と後頭部をかき乱しながら、あたしのそばから離れていった。