重いほうに目を向けると、お腹に巻きついてる腕。 頬は髪の毛でツンツンするし。 「か、いり…」 …重いんだけど。 海里の頭を、グイーと押すと「うー…」と唸り声を上げ、またあたしに引っ付いてきた。 あたしは…どうすればいいんだ。 「海里、起きて」 ゆさゆさ、と海里の頭を揺らすと、「ち、ひろ…?」という寝起きの声が聞こえた。