「あ、海里。手、洗い行くよ」 「おう!」 鞄をソファーの上に置いて、リビングを出る。 その後ろを海里がついてくる。 洗面所についたあたしは、水道の蛇口を捻る。 水がどばどば、と出てきて、そこに手を突っ込む。 …が。 「邪魔なんだけど」 「……」 あたしが手を洗ってるにも関わらず、横入りしてくる、海里。 はぁ…。 あたしは手に泡をつけて、ゴシゴシ洗う。 海里もあたしを真似して、ゴシゴシと洗う。 「ふ~」 ちょっと、何やってるんですか。