【完】あたしのとなりの不良くん

いっ…たい……。


あたしは片手で叩かれた頬を触った。

ツー…と生温かいものが口元から垂れていて。

血なんだな、とすぐに分かった。

ギロッと睨むと、


「こ、今度そんな口利いたらただじゃおかねぇから!」


といって、風のように去って行った。


怪我させといて逃げるとか…ありえない。


口元の血を拭った。


「……い…った」


口元からは止めどなく血が溢れてきて。

制服のポケットから絆創膏をだして、貼った。