ふと、あたしは壁にかかってる時計に目を向けた。 「海里、もう帰る」 だってもう7時すぎだ。 親に心配されてしまう。 部屋の隅でうずくまっている海里は、「えー、もう少しいろよー」と駄々をこねる。 「えー、ちひろちゃん帰っちゃうのー?」 みわちゃんがあたしの足に抱きついてきた。 「うん、ごめんね?」 みわちゃんの目の高さに合わせるかのように、あたしはしゃがみ込む。 「じゃあじゃあ、またきてね!」 「うん」 ニコッと笑ったみわちゃんに、微笑み返し、頷く。