【完】あたしのとなりの不良くん





………が、それがいけなかった。




ドアを勢い良く開けたのは、裏庭で会ったアイツで。



バチ



…完璧、あたしとアイツの視線が絡まった。


男は「よっ!」と片手をあげながら言い、茶色の髪の毛を揺らしながらこちらに歩いてくる。


そのせいでどんどん距離は縮まって。



違う人に話しかけたんだ!



そう思い、もう一度机に突っ伏せた。