「だったら座れ!」 「お…、おう!」 シャキシャキ動いて椅子に座る海里。 あたしは海里の膝に持ったままだった、消毒付き綿をピンセットで押し付けた。 「いってえ!」 心の準備をしてなかった海里は、大きな叫び声をあげた。 それは静かな保健室に響く。 あたしは膝と肘を消毒した。 その間痛そうに顔を歪め、何故か目をギュッと瞑っていた。