「うわあああああああああ!大遅刻。私死す」

そう、意味も分からないことを吐きながら 制服姿の少女が家を飛び出した。

慌ただしい足取りで家の前に置いてある自転車に乗り込むと

速度MAXに走りだした。

(これは、やばいなあ。絶対殺される……!!!)

半泣きしながら、自転車を漕ぐ。