慌てて起き上がって体制を整える私
結城は何故かうつ伏せになって黙っている
「どうもどうもっ!どうされましたか亜樹先輩!」
一瞬驚いた表情をしたが
すぐに笑顔になった
「実はな、ちょっと高橋に用があってな。教室行ったら居ないから、どこに居るか聞いたら屋上って言うから来たんだ。」
「まじですかぁー。…あ、場所変えた方がいいですか?」
「いやっ、大丈夫。ただ俺のマッサージの仕方ちょっと変わるからさ。高橋に伝授してもらおうと思って。」
亜樹先輩は最近腰の調子が悪い
それで私がマッサージしている
「分かりました!しっかり覚えますっ!」


