郁兎「弱い・・・?そんなはず無いと思うんだけどなー・・・

   お前隙あり過ぎ・・・」

郁兎は別人になったかのようだった。

梓『・・・そっくりそのまま返すよ』

そしてあたしは1対1の喧嘩をした。

あたしは頬を切って血を流しただけだったけど郁兎は

その場にうずくまってた。

郁兎の「コホコホ」というせきの音だけがわずかに屋上に響く。

梓『無意味な喧嘩だったな・・・。

  お前を強く求める理由はなんだよ・・・。』

郁兎「父さんを超える・・・それは弱いんじゃ駄目だ。

   ・・・・・・だから・・・かもな」