「浪士組は今日の治安維持の為に幕府から召集の話に乗った者の集まりだ」
「ほう…」
「んで、江戸から京まで上洛してきたが…。
どうやら、違ったみたいでな」
「違う?」
「幕府を助けるどころか、倒す集まりみたいだ」
「もちろん、俺は反対した。
お上のために働けるという有り難い事をあっさり裏切って…!
ましてや倒すなど!」
「だから、そーゆー奴らは江戸に帰ってもらった。
此処に残った奴らは本当に、幕府のために働くと決めた奴らばかりだ」
「まぁ、全員が武士ではなくほとんどが農民や百姓。
だから、後ろ盾がなく孤立している組です。
また、我々の中ではこの団体を“浪士組”と呼んでいます」
「なるほど」
「ま、よーするにだ。
身分関係なく、誰にでも武士になれる場所、だな」
「なるほどな…。
ざっとだが、浪士組が分かった」
「まぁ、さっきも言ったが…。
後ろ盾がないって事は、資金も出ないし、場所もない。
こんな危ないとこだが…。
君みたいな剣客がいたら心強い!
頼む!参加してくれんかね!」
「…」
近藤さんは一生懸命頭を下げ、願っている。
