「………君さ、嘘ついてない?」
「はぁ?」
「絶対一般人じゃないよ、この強さ」
「……一応褒めてんのか?」
「だって…あの近藤さんが僕の腕を認めてくれたんだ…!
だから…」
「一般人じゃねぇってか?」
「そう」
「確かに、俺も先程の試合を見てあの強さは一般の者…そこらの浪士とは遥かに強いと思った」
「さ、斎藤まで…。
あのな、褒めたってなんにも出てこねぇぞ」
「……!!
ねぇ君…あーえっと…」
「一ノ瀬誠哉」
「そうそう、一ノ瀬君」
「誠哉でいい」
「そう?じゃあ、誠哉。
浪士組に参加しない?」
「………はぁ?」