「…それでは、よろしいですか?」



医者の合図と共に、俺の身体は光り出した。



なんだよ…もう終わりか?



ひでぇなー。


神様は。



俺は最期に自分を見た。



意外にも笑っていた。



いや、そう感じた。



なんだよ。


良い顔して死ねるじゃん。


そして俺の足が床から離れた。


そして天井をすり抜け…


俺の身体がフワフワと空に向かって飛んでいく。


下には俺が生まれ育った街が見える。


…結構狭かったんだな(笑)



そして、学校も…


色んなことがあったな。



さよなら…みんな。




俺が瞼を閉じたと同時に感覚が消え、意識も無くなった。