「大丈夫だよ。おじさん。
俺、雅が大事だし、絶対に泣かせたりしないよ。約束する。」

おじさんは俺のその言葉を聞いて、うんうんと頷いていた。

「俺、部屋に行くわ。おじさん、ありがとう。
本当の親父と話してるみたいですげ~嬉しかった。心配かけるつもりはないよ。
俺、雅の事本当に好きなんだ。絶対に大事にするから。」

雅の父親に真顔でこんな事言ってる俺って、なんかすごいかも…。

でも、雅を大切にする。その気持ちに偽りは無いから…。

ずっと一緒に手を繋いで歩いていきたいから…。


袋の中の小さな箱を見つめて、小さく溜息を付く。


これって…雅に話すべきなのかな?

この話聞いたら、あいつキレルんじゃないか?

でもまあ、公認してもらったわけだし…

おじさんのせっかくの好意を無にするのも悪いしな…

今夜こそ、雅に覚悟を決めてもらおうかな♪


そんなことを考えながら俺は雅の待つ部屋へと階段を上がっていった。


++ Happy Birthdayへ続く… ++

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