「ん。沙耶」



昼休み…。彼氏である透の手の平には…120円のお金。



またか…。



私はそのお金が何を意味するか即座にわかった。




「…何が欲しいの?」



「コーヒー牛乳」


透はそれだけ言うと、ん、と私に小銭を渡して読みかけていた漫画本を読み始めた。




コイツ………!(怒)