「んー、明日の外部講話の挨拶文を考えてる。忘れたけど」 「は、忘れたって意識がとんだから?バカだな」 静かでのどかな空間の中、くつくつと笑われた。 後ろの席の彼は、私の居眠りをばっちり見たらしい。 「何、村尾くんは眠たくならないんですか?それはそれは、羨ましいですね」 私なんかからかって何が楽しいのか、ムッとしたので言い返す。 それでも返答は素晴らしく切れがよく。 「七瀬と違うから、大丈夫」 意外にざっくりといかれてしまった。