A-YA-KA-SHI☆バスター!!

「だぁから・・・何でそう合理的じゃないのかねぇ」


 アヤカシは、嘲笑うかのように言った。


「人間はな、合理性だけで動く生き物じゃねぇんだよ!!」


 諒が叫ぶ。


「バカバカしい」


 アヤカシは攻撃の手を緩めない。
 それどころか、手近にいた若い男の肩に手を触れた。
 男はなすすべもなく、ドサリとその場に倒れる。


「・・・止めろ」


 低く言い、諒はアヤカシを睨み付ける。


「人間なんて脆くて単純。何故こんなものを庇う」
「庇うんじゃねぇ、共存しているだけだ」
「共存?」


 今度は、アヤカシは声をあげて笑った。