「傷つけるな、とは言われてないわ。でも・・・殺さない程度に手加減出来るかしら・・・」
「やってみろよ!!」
二人同時に、衝撃波を放つ。
ビルの屋上に、まるで嵐が吹き荒れたような砂塵が舞い上がる。
それが風に流される頃、彩は屋上に倒れていた。
「ダメよ、その程度で死んじゃったら」
「死ぬかよ・・・」
よろけながら、彩はようやく身体を起こす。
嘲笑うかのように、蘭は腕組みをしながら見ていた。
やはり、力では敵わない。
そうなれば。
「ここでパワー全開かよ・・・まだ先は長いのに・・・」
やっとのことで立ち上がり、大きく深呼吸して、息を吐く。
一旦目を閉じて、そして真っ直ぐに蘭を見据え。
身構えると、彩は跳躍した。
「やってみろよ!!」
二人同時に、衝撃波を放つ。
ビルの屋上に、まるで嵐が吹き荒れたような砂塵が舞い上がる。
それが風に流される頃、彩は屋上に倒れていた。
「ダメよ、その程度で死んじゃったら」
「死ぬかよ・・・」
よろけながら、彩はようやく身体を起こす。
嘲笑うかのように、蘭は腕組みをしながら見ていた。
やはり、力では敵わない。
そうなれば。
「ここでパワー全開かよ・・・まだ先は長いのに・・・」
やっとのことで立ち上がり、大きく深呼吸して、息を吐く。
一旦目を閉じて、そして真っ直ぐに蘭を見据え。
身構えると、彩は跳躍した。

