「こっちの名前知ってるんなら、そっちも名乗れよ」
「あぁ、僕は永野和也。今のところ、彩の敵ってことになるかな」
「今のところ、じゃねえだろ。永遠にだ。こんな気持ち悪い結界作るヤツとはどんなに無理しても分かり合えないだろうからね」
「まぁ、僕には君の命なんてどうでもいいんだけど・・・」
女のアヤカシはもう、彩から離れていた。
だが彩は、起き上がることすら出来ない。
男はそんな彩の横にしゃがみこむと、その頬を撫でた。
思わずその手を振り払い、彩は男から離れる。
「この空間でそれだけ動ける彩の能力には、少し興味があってね」
「何が・・・目的なんだ」
少し動いただけで息が切れ、目が霞む。
そんな彩を見て、和也は楽しんでいるようだった。
「取り敢えず、能力者を集めることかな。人間の能力者って、貴重なんだよ」
「お前だって人間だろ」
「あぁ、僕は永野和也。今のところ、彩の敵ってことになるかな」
「今のところ、じゃねえだろ。永遠にだ。こんな気持ち悪い結界作るヤツとはどんなに無理しても分かり合えないだろうからね」
「まぁ、僕には君の命なんてどうでもいいんだけど・・・」
女のアヤカシはもう、彩から離れていた。
だが彩は、起き上がることすら出来ない。
男はそんな彩の横にしゃがみこむと、その頬を撫でた。
思わずその手を振り払い、彩は男から離れる。
「この空間でそれだけ動ける彩の能力には、少し興味があってね」
「何が・・・目的なんだ」
少し動いただけで息が切れ、目が霞む。
そんな彩を見て、和也は楽しんでいるようだった。
「取り敢えず、能力者を集めることかな。人間の能力者って、貴重なんだよ」
「お前だって人間だろ」

