「友香ちゃん!」
悠も振り返る。
美樹は、入ってきた友香に駆け寄る。
「友香ちゃん、彩は!?」
「・・・・・・」
友香は俯いたまま、答えない。
「友香ちゃん!!」
「待って、美樹ちゃん」
思わず声を荒げた美樹を、悠がたしなめる。
「何か、用事があるんだよね?」
悠の問い掛けに、友香はゆっくりと頷いた。
そうか。
今回の敵は、向こうから何かリアクションを起こすはず、と悠が言っていた。
「・・・付いてきて、欲しいの。美樹さん」
か細い声だった。
美樹は、悠の方を見る。
「そうはいかないな。今この状況で、美樹ちゃんだけをそっちに行かせる訳には、ね」
悠にしては、珍しく低い声だった。
悠も振り返る。
美樹は、入ってきた友香に駆け寄る。
「友香ちゃん、彩は!?」
「・・・・・・」
友香は俯いたまま、答えない。
「友香ちゃん!!」
「待って、美樹ちゃん」
思わず声を荒げた美樹を、悠がたしなめる。
「何か、用事があるんだよね?」
悠の問い掛けに、友香はゆっくりと頷いた。
そうか。
今回の敵は、向こうから何かリアクションを起こすはず、と悠が言っていた。
「・・・付いてきて、欲しいの。美樹さん」
か細い声だった。
美樹は、悠の方を見る。
「そうはいかないな。今この状況で、美樹ちゃんだけをそっちに行かせる訳には、ね」
悠にしては、珍しく低い声だった。

