リビングには、美樹と中川美恵子だけが取り残される。
「ご苦労様・・・大変だったわね」
「いえ・・・」
美樹は紅茶を両手で包み込むように持ちながら言った。
「あの」
美樹は、思い切って聞いてみる。
「やっぱりわたし、何か力があるみたい・・・でも、意識して使った訳じゃなくて・・・どうすれば、ちゃんとみんなの役に立てますか?」
「それは、さすがの私でも何とも言えないわね」
口許に手を当てて、婦人は笑う。
ここまであっさり言われると、なかなか次の言葉が出てこない。
困っている様子の美樹に、婦人は苦笑しながら言った。
「あなたが持っている能力は、あなたが使うもの。でしょう?」
「はい・・・」
「これからも、戦いは続くわ。その中で、自分がやらなければならない事をみつければいい。彩みたいにね、ゆっくり、ゆっくりとでいいから」
美樹は少し考えた。
自分には何ができるのだろう・・・。
「ご苦労様・・・大変だったわね」
「いえ・・・」
美樹は紅茶を両手で包み込むように持ちながら言った。
「あの」
美樹は、思い切って聞いてみる。
「やっぱりわたし、何か力があるみたい・・・でも、意識して使った訳じゃなくて・・・どうすれば、ちゃんとみんなの役に立てますか?」
「それは、さすがの私でも何とも言えないわね」
口許に手を当てて、婦人は笑う。
ここまであっさり言われると、なかなか次の言葉が出てこない。
困っている様子の美樹に、婦人は苦笑しながら言った。
「あなたが持っている能力は、あなたが使うもの。でしょう?」
「はい・・・」
「これからも、戦いは続くわ。その中で、自分がやらなければならない事をみつければいい。彩みたいにね、ゆっくり、ゆっくりとでいいから」
美樹は少し考えた。
自分には何ができるのだろう・・・。

