「あはは・・・ごめん、何があったのかさっぱり分からない」
苦笑する美樹。
だよねぇ、と一同はため息をついた。
悠は、さっきのことを思い出していた。
男の子を助けようとして美樹は飛び降りた。
悠が見たのは、男の子を抱えた美樹がまっ逆さまに落ちる瞬間、その身体が一瞬光ったこと。
その途端、攻撃を受けて動けなかった悠の体にパワーがみなぎり、美樹達の落下地点に間一髪で防御壁を作った。
一方、かなりダメージを受けていた彩と諒にも、 瞬時にして力が沸いてきた。
その勢いで、あれだけ苦戦していた敵を一気に消滅させたのだ。
(あの力は・・・)
悠は思う。
本人は、何も分かってないらしいが。
(もしかして美樹ちゃん・・・)
ある考えが頭の中をよぎる。
だが今は、そんなことはどうでもよかった。
「本当はね、もっと叱られるかと思ったの」
美樹は言った。
苦笑する美樹。
だよねぇ、と一同はため息をついた。
悠は、さっきのことを思い出していた。
男の子を助けようとして美樹は飛び降りた。
悠が見たのは、男の子を抱えた美樹がまっ逆さまに落ちる瞬間、その身体が一瞬光ったこと。
その途端、攻撃を受けて動けなかった悠の体にパワーがみなぎり、美樹達の落下地点に間一髪で防御壁を作った。
一方、かなりダメージを受けていた彩と諒にも、 瞬時にして力が沸いてきた。
その勢いで、あれだけ苦戦していた敵を一気に消滅させたのだ。
(あの力は・・・)
悠は思う。
本人は、何も分かってないらしいが。
(もしかして美樹ちゃん・・・)
ある考えが頭の中をよぎる。
だが今は、そんなことはどうでもよかった。
「本当はね、もっと叱られるかと思ったの」
美樹は言った。

