「青山さん、またカオルちゃ……渡辺さんに見とれてたんですね」 坊主頭のチビ、小柳はニヤニヤしながら俺と教室の一角で友達と弁当を食べる渡辺カオルを見比べる。 何故だかコイツは俺が渡辺カオルに惚れていることを知っていた。 「……数年後にはあの渡辺さんが青山家の姐さんになってるんですね」 どこかうっとりした浮わついた目をする小柳。コイツの頭の中ではどんどんどんどん妄想の世界が展開していってるらしい。