「じゃあ、またメールする」

「うん…」


そう言って遥は教室に入って行った。

ずるい。本当にずるい男。
私のこと、好きじゃないんじゃないの?何で遊ぶの?


まさか。最後?
最後に遊んでから別れるの?


なんて、ネガティブな考えしか浮かばない。それくらい、私は遥に惑わされて、遥が好きなんだ。


授業が始まる時間になり、教室の中に入った。遥は、やっぱり笑顔で、女子と話していた。

あんな楽しそうな顔、見たことないよ。

やっぱり、最後だよね____?