「准将の妹!?聞いてねえぞ!」
「すいません、しくじりました!ウルペース少佐」
「馬鹿野郎!!主の名を簡単に明かすんじゃねえ!」
「もうばれて捕まってるじゃないですか!」
奴らが焦る中、仁王立ちのオルビスは不敵に微笑んだ。
「このインフィニートゥム内で下衆以下の行為に及んだこと、後悔させてやる。覚悟しろ!!」
ラクテウス・オルビスを敵にまわすと、ろくなことがない。
怒らせたらそこで終わりだ。
俺がオルビスに着いていくと決めたときに、同僚から聞いた話だ。
確かに…終わりだ。
四人はおそろしいはやさで失神、拘束、確保…。
ウルペース少佐も青ざめた。


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