デンスは俺の言葉に左手を軽くひらひらさせ、 クリュ兄は見惚れてしまうほどかっこよく微笑んだ。 「おい何突っ立ってんだウィンク」 久々に冷静なクルシオが、真顔で突っ込む。 「あーはいはい」 二人のあまりのかっこよさに惚けていたなんて言えもせず、 ぼーっとしてる暇は一秒たりとも無いんだと自分に言い聞かせ、 俺はクルシオに曖昧な返事をして走った。 いざ、第一会議室へ─────。