『これだから…はるるは天然なのよ…』



ぼそぼそと何か言ったような気がしたが、私には聞こえなかった。





『じゃあ…今度は五十嵐君と組んでダブルスやる?』


ん…?


「私が五十嵐君と組んでいいの!?」



『五十嵐君がいいならね〜』


この言葉で自分でも涙が引いてくのが分かった。