「おーここが私立赤羽高等学園かー」

額に手をあて
私は声をあげた。
校門には重たそうな柵が
備え付けられていて
両側に強そうなガードマンさんがいる。
そして大きく刻まれた

《私立赤羽高等学園シリツアカバネコウトウガクエン》

の文字。

さすがは私立のお金持ち校
公立とは外観からして別物だ。

そんなお金持ち校に入学できた理由。
それは、男子高だったこの学園が
今年から共学になったというところにある。