健ちゃんが見つけた空席の隣になにげなく目をやると、偶然にも彦一様が座っていて急いで彦一様の隣をゲットした
「彦一様じゃないですか!!今日は、食堂だったんですね?偶然にもあたしもなんですよ。」
あたしがそう言うと一瞬、げんなりした顔を見せるけど周りに人がいるせいか、すぐいつもどおりの笑顔になる彦一様
今日もホント目が笑ってないよね。
「ももちゃん、俺もいるんだけど視界に入れてもらえるかな?俺ってそんなに存在感ない?ももちゃんだけだよ、こんなに俺を無視してくるのは………いい加減泣いちゃうからっっ!!」
そう言われても、彦一様にしか興味がないからそれ以外視界に捉えてないわけでどうにも出来ない
「北野が単体でいたら視界に入るから大丈夫だよ?」
「酷い、ももちゃん……。」
「そう?気のせいじゃない?言いがかりつけないでくれるかな。」
そんな話をしていると、健ちゃんがあたしが座っている席の向かい側に座ってきた

