「当たり前だ。迷惑」
ひっひどい・・・
「どうしても?すぐ引退なのに?」
「どうしてもだ。入部してきたら殺す
」
怖い・・・
「……………わかりました。」
ちぇっ
昼食を食べ終わり、お茶室に居座ろとした所さすがに、彦一様に追い出され自分の教室に戻ると
「ねぇ、もも。どこ行ってきたの?もしかして、まだ昨日の事怒ってんの?」
そうあたしに尋ねてきたのは明里
怒ってる?あたしが?
惚けた顔をすると
「はぁ…………。そっか忘れてたわ……あんたは、寝たらなんでも忘れるタイプだったわ。」
あっ………あたし怒ってたんだった。
もういいや、腹の虫も治まったし何よりも彦一様と話しが出来て気分がいいしね。
ヘヘヘッ
「何ニヤけてんの?気持ちわるいよ。その顔はなんかあったんでしょ?今までどこ行ってたの?探したんだけど」
「ヘヘヘッ………内緒。」
「もものくせに、この明里様に秘密事とかいい度胸してんじゃない?」
あたしは、明里に首を絞められ軽く意識が飛びそうになって、やむを得ず彦一様との事を話したのは言うまでもない。
明里の鬼!!悪魔!!鬼畜!!
ごめんなさい。彦一様との約束は果たせませんでした!!
明里は、恐いんです!!

