ーーーーーー次の日の放課後
昨日は結局、彦一様と全然話せなかったから今日こそ話すんだ♪♪
「じゃあ、見積り書だしてくるよ。」
「はーい。」
よしっ!もう話し合いも終わったし、青田くんもいなくなった事だし今がチャンスだっっ!!
あたしは、意を決して彦一様の座る席へ向かう
「彦一さまー、奇遇ですね?まさか彦一様も実行委員だったなんて」
ニコニコするあたしに対して、繭を潜める彦一様
「チッ……、話かけんじゃねぇよ。てか、なりたくてなった訳じゃねー。こっちにくんなっ。シッシッ」
シッシッって………あたしは犬ですか?
近くに誰もいないせいか、あたしに悪態をついてくる彦一様
「まぁまぁ、同じ実行委員じゃないですか。これからは毎日、顔を会わす事になるんですからそう言わずに」
「はっ?お前って馬鹿だな、明日からは話し合いもないし、あったとしてもあと1、2回程度だぞ。」

