「そっそっか……、じゃあ行こうか。」
チェッ……もっと見たかったなー。
てか、なんも聞いてなかったよ……まあ、青田くんが聞いてたみたいだし任せとけばなんとかなるだろう。
「桜田さん、明日予算とかの見積りださないといけないらしいから必要な経費いくらかかるか今から調べたいんだけど大丈夫?」
「………あーうん。わかった、大丈夫」
さすがに青田くん1人残して帰る訳にはいかずあたしは渋々了承する
正直、彦一様も見れないし帰りたい……
そーいえば彦一様は?
多目的室をキョロキョロ見回してみると、彦一様は同じクラスらしき女の子と話をしている
………あれ?なんかいつもと違うような気がするけどなんだろ……?
うーーん……。
あっ、あれだ!笑顔だからか……
うわー、王子様スマイル……あたしにもしてほしい。
いやでも逆にやられたら、別の意味で恐いかも

