ーーーーートイレ



「はぁ…………このままだったら、あたし卒業までずっと二股女の烙印押されたままで高校生活終わる事になるわ…………なんとかしなきゃな。」




そんな事になってたまるかよっっ!!!




他力本願じゃいかんな………



こうなったら、自分でなんとかするしかない!!!



「よしっ!!!」



気合いを入れる為、あたしが顔を洗っているとトイレのドアが開く音がして誰かが中に入ってきた




「まぢ、ムカつくよね?たいして、可愛くもないくせにさ」



「あり得ないよね、二股とか。しかも、相手があの涼と小西くんでしょ?」



そう言いながらトイレに入ってきた女子推測二人組




…………二股って、確実に今あたしの話してるよね?




最悪だ………。



幸いにも顔を洗っていたので、まだあたしの存在に気付いていない



良かった、顔洗っていて………



よし、出て行くまで顔洗っていよう。