群馬県の大間々といえば、それは何もない、ただ自然だけが広がっている土地だった。

とりわけ、大間々の浅原や小平という地区にはコンビニや商店などほとんどなく、それはテレビの中で描かれている田舎そのものだったんだ。

当然、そんな土地には子供も少ないから小学校は一学年一クラス、小学校一年から六年まで同じメンツで過ごす。

だからこそって部分もあったのか、仲良いというか、打ち解けていたというか、とにかく都会の学校にはない温かみがあった。

福岡中応小学校

そこが俺達の学校だった。

学校が終わると、俺達仲良し六人組はいつも仁志屋っていう小さな商店で駄菓子やジュースを買って、その後、新水公園で遊んだ。

ひまわり冒険団

それは俺達仲良し六人組が作った仲良しグループで、何をするにもいつも一緒、自然を相手に色々な遊びをしていた。

ある時は、新水公園の人工の川で水遊びして、おたまじゃくしをどれだけ集められるか競ったり、ある時は少し深い小平の川で皆で泳いだりした。

そういえば竹で作った竿で魚釣りをしたりもしたっけ。