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そんなこんなでやってきました日曜日。


万里と天音の最初で最後のデートの日。


美女に仕立てた天音を送りだし……私もこっそり後を付けてきた。





待ち合わせ場所の駅の前に行くと、当たり前のように万里がいた。


ソレを見付け、天音は一旦躊躇するように足を止めたが、覚悟を決めたようで近づいて行った。





「……お待たせ。一応お約束なので聞くけど…待った?」


「いや、全然っ!」



(嘘付けっ)と多分全員揃って突っ込んだ。



ちなみに万里は私が朝気付いた時には既にいなかった……

本当に一体、何時から待ってたんだろ。







それはそうと、ここでもう一個説明を加えなきゃいけないコトだけど……