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***千里side***




「と言うワケで、天音を腕によりをかけて美少女にしてやって下さい。」



雁首揃えて頭を下げる野郎一同。


放課後、門のところに来たら待ち構えていた万里、天音、(不)愉快な仲間達が声を揃えてそう言った。





「……ナニが、と言うワケなのか分からないンダケド…」



引きつり笑いで問い返す私に、ツレトリオの眼鏡が説明した。





「惚れた女が友人男子というショッキングな結末をいきなり突き付けられて、万里も気持ちの整理がつかないんだと思う。時が経てば落ちつくのかもしれないが、トラウマになるかも、だしな。」



それに近くにいる俺達は甚だ鬱陶しい…


と小さく付け加えられたそれが本音だろっ!